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野村綜研(上海)咨詢有限公司(略称:NRI上海)
董事・総経理 皿田 尚氏


「アジアNO1のコンサルティングファームへ」


<今回の企業>
米国発の金融危機や新型インフルエンザの世界的な流行など、何が起こるか分からないこの時代に、未来社会のパラダイムを洞察し新しいビジネスモデルを創出することで、世の中に貢献している企業がある――日本を代表するコンサルティング会社、「野村総合研究所」の100%独資企業として02年に設立された「野村綜研(上海)咨詢有限公司(略称:NRI上海)」だ。NRI上海は「未来創発」という理念の下、日系や中国系に加え、韓国や欧米の企業をも対象に、事業戦略の立案からその実行支援まで質の高いコンサルティングサービスを提供している。一方で、北京市や上海市といった重点都市を対象に、都市・地域開発戦略や産業振興政策プロジェクトも実施している。05年にはその実績が評価され、北京の発展改革委員会より「第十二次五カ年計画(2011-2015)」の外資顧問機関(4機関)に日本企業として唯一認定されるなど、公共分野での活躍も目覚ましい。今回は、NRI上海 董事・総経理 皿田 尚氏に「ご自身のコンサルタント人生」や「NRI上海のプロジェクトの舞台裏」について、お話を伺った。


−「周りを見返してやりたい!」――周囲の予想を裏切り京大現役合格!

「中高生時代の自分は田舎っぺでしたね(笑)。一時間半かけて“大都市”広島へ遊びに行くのが、私にとっては一大冒険でしたから」そう自らの少年時代について語る皿田氏は、高校を卒業するまで、生まれの地である山口県柳井市で過ごした。高校卒業を間近に控えた氏は、誰もが憧れる京都大学への進学を考えるようになっていた。そんな過去の自分を「かなりのミーハーでしたね(笑)」と皿田氏は振り返る。しかし、成績があまり良くなかったことから、周囲からは反対された。「周りを見返してやりたい!」そんな気持ちで、必死に受験勉強に取り組んだ同氏は、見事現役で京都大学工学部建築学科に合格した。


−大学時代――設計演習で「モノづくりの楽しさ」を実感

念願の京大に入学した皿田氏は自動車部に入部、ダート(泥ねい地、砂利等)のサーキットでタイムトライアルを行うダートトライアルなどに積極的に参加するなど、大学生活の前半は部活漬けの毎日だった。一方、大学生活の後半は建築学科の学生にとっては大きな課題である設計演習に取り組むため、設計室にこもる日々が続いた。博物館や高級マンションなどのお題が与えられ、お題の設計図を作成する設計演習に没頭する中で、皿田氏は「“ゼロ”からモノを創り出すおもしろさ」を常に感じていたという。「マンションであれば、普通のマンションではつまらないから、マンションの真ん中にみんなが集まれるような広場を作ろうなどと、想像を巡らすのが好きでした。これって、子供のころに秘密基地を作ってワクワクした感覚と似ていますね」と皿田氏。「自分の興味のあることに思う存分打ち込める自由な学生生活が好きだった」という皿田氏は大学卒業後、大学卒業後、京都大学大学院工学研究科の修士課程に進み、建築についての学びをさらに深めた。


−“直感”を信じ、野村総研(NRI)へ入社

皿田氏が大学院を卒業した1990年、日本ではちょうど「土地は必ず値上がりする」という土地神話に支えられ、土地への投機が盛んに行われたバブル景気の時代であった。そのため、銀行から多額の融資を受け、投資によって莫大な利益を上げていた不動産業界や建築業界への就職は比較的容易であった。周りの友人の多くがゼネコンや設計事務所などへ就職する中で、「建築物の設計や製図は自分が本当にやりたいことではなかった。むしろ、都市開発や複合開発(注1)にやりがいや楽しさを感じていた」と当時を振り返る。そんな皿田氏に、大学の教授がある企業を紹介してくれた。それが、まだ無名で上場すらしていない「野村総研(NRI)」との“出会い”だった。幸運にも、京大建築学科の先輩が当時野村総研に在籍していたため、すぐにOB訪問をした。「社員の人がみな明るく、直感的に自分の肌に合うと感じました」と皿田氏。その後、他の日系シンクタンクにも訪問してみたが、皿田氏は自分の“直感”を信じ、野村総研(NRI)の門を叩いた。

(注1)複合開発
開発当事者が複数からなる開発行為。また、開発の目的が商業施設・ホテル・住宅など複数の施設の組み合わせからなる開発をいう(スーパー大辞林より抜粋)


−楽しい反面、コンサルタントならではの“葛藤”も

「入社前、“皿田(さらだ)”という名前だけが社内で噂になってしまったため、名前から勝手に連想されて『どうも、健康的でかっこいい新入社員が来るらしい』という前評判が立っていたそうです。そのため、初出勤の日に自己紹介をした時は、周囲から怪訝な顔されましたね(笑)」と冗談交じりに当時を振り返る皿田氏。常に結果を求められるコンサルティング業界は、新入社員の育成に特に力を入れる業界として有名で、「コンサルティング業界の新入社員は寝る暇もないほど忙しい」と一般的に言われている。しかし、皿田氏は自身の新人時代をこう振り返る――「楽しくて、楽しくて仕方がなかった」

大学時代から「やりたい」と感じていた都市開発コンサルティングを担当する部署に配属された皿田氏は、再開発地域のプロジェクトに携わった。「何もない場所に、新しく何かを創り出す」という大学時代の設計演習とも似た“楽しさ”を感じる一方、少なからず苦労もあった。都市開発プロジェクトでは、「オフィスを作るのであれば、どれだけの賃料が取れるのか?また、ショッピングセンターであれば、どのようなテナントを入れるのか?お客は本当に来てくれるのか?」などと市場調査を徹底的に行った上で、コンセプトを固めていく。その中で、「利益を上げたい」というクライアントの希望と「立地条件から見て、投資に見合った利益を得られるか」という収益性のバランスの折り合いをつける必要があった。ただ“楽しい”だけではない、クライアントの希望と収益性の間での“葛藤”もある、それがコンサルタントの仕事だった。


−どんなプロジェクトも思いっきり“楽しむ”

「どんな仕事をする上でも、“楽しむ”ということは忘れてはいけない」皿田氏の仕事に対する持論だ。仕事を“つらいもの”と定義してしまうと、絶対に我慢できない。逆に、“面白い”と思える仕事なら、我慢の必要がない。そんな皿田氏の仕事に対する考え方を象徴するエピソードがある。野村総研に入社して数年、皿田氏は韓国ソウルのある食品メーカー工場の再開発プロジェクトに参加することになった。異なる国の異なる考えを持つ人々と共に仕事をするという難しさを痛感するプロジェクトだった。しかし、皿田氏にとってはプロジェクトを通じて、食品メーカーの社員の方とぶつかり合いながらも、お互いが共有できるコンセプトを創り出すというプロセスが“楽しかった”のだ。「当時は、本当にワクワクしながら仕事をしていました」と皿田氏は満足げに当時を振り返る。大学の設計演習であれ、野村総研のプロジェクトであれ、その中に“楽しさ”を見出し、心から“楽しむ”、それこそが皿田氏のスタイルなのだ。


−「意思決定の支援」、そしてコンサルタントの“責任”

「我々コンサルタントにとってのゴールは、クライアントや利害関係者に意思決定をしていただくということなのです」と皿田氏は言う。しかし、その「意思決定の支援」という仕事は、コンサルタントにのしかかる大きな“責任”と切っても切り離せない。それは、皿田氏の経験談にもよく表れている。大阪のある地域の再開発の案件を担当することとなった皿田氏は、地権者の方に再開発の趣旨を説明し、立ち退きを要求しなくてはならなかった。「生活がかかっている地権者の方からは、何度も罵声を浴びせられました。まさに修羅場でした」と、神妙に当時を振り返る皿田氏。「立ち退き」という“意思決定”を地権者の方に促すために、皿田氏は何度も説明会を開き、ひたすら説得に努めることで、なんとかこのプロジェクトを成功させたという。「意思決定を支援するということの責任の重さを痛感した」そう以前を振り返る皿田氏の表情が非常に印象的だった。


<次号へ続く>

野村綜研(上海)咨詢有限公司(略称:NRI上海)
董事・総経理 皿田 尚氏

住所:上海市淮海中路1045号 淮海国際広場9階 200031
TEL: +86(21)5465-9980

インタビュアー:鳥谷拓真
執筆:鳥谷拓真
同行:華迪斐、大江航
校正担当:佐藤ゆり、藤原慎


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